ピルとの飲み合わせ【薬・サプリ・食べ物】で注意すべきものとは?

経口避妊薬「ピル」は、比較的安全な薬ではありますが、飲み合わせに注意すべきものもあります。
今回はピルとの飲み合わせについて、注意すべき【薬・サプリメント・食べ物】をそれぞれピックアップしました。

ピルと薬

風邪薬、解熱鎮痛剤

基本的には市販の風邪薬や解熱鎮痛剤、酔い止めなどの薬はピルとの併用禁忌、併用注意に分類されていませんが、成分として「アセトアミノフェン」が使用されているものは併用注意です。
薬物の相互作用で、ピルの血中濃度が上昇したり、アセトアミノフェンの効果が低下するおそれがあります。

アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛成分を使っている薬は、イブプロフェンやロキソプロフェンなどがあります。
気になる場合は薬局の薬剤師さんにきいてみてくださいね。
また、医師にかかる際はピルを服用していることを伝えることをお忘れなく。

参照トリキュラー錠21/28添付文書2020年 6月改訂(第1版)

ペニシリン・テトラサイクリン系抗生物質

細菌を殺傷する効果を持つ抗生物質ですが、そのなかで、「ペニシリン系」と「テトラサイクリン系」のものはピルとの併用に注意が必要です。
併用により避妊効果が落ちたり不正出血が起こる可能性があります。

抗生物質には他にもいろいろ種類がありますので、医師にかかる際はピルを服用していることを伝え、適切な系統の抗生物質の処方を受けてください。

参照:トリキュラー錠21/28添付文書2020年 6月改訂(第1版)

ステロイド

副腎皮質ホルモンである「ステロイド」は、強い抗炎症効果があります。
膠原病などには必須のお薬です。
ピルはステロイドの代謝を抑える作用があるため、ステロイドの効果が高まりすぎることがあります。
絶対に併用してはならないというものではありませんが、医師に相談されるのが賢明です。
花粉症の際に使う点鼻薬や、塗り薬としてのステロイド使用は通常は問題ありません。

セレスタミン

「セレスタミン」は花粉症等アレルギー疾患に用いる薬です。
花粉症では抗ヒスタミン薬(アレグラなどほとんどの種類)が処方されることが一般的であり、こちらはピルと併用しても問題ありませんが、「セレスタミン」にはステロイドの作用があるため、ピルを使用している旨医師に伝えておきましょう。

バルビツール酸系製剤

バルビツール酸系製剤もピルとの併用を避けるべきお薬です。睡眠薬「ベゲタミン」が主要としてあげられます。
マイスリー・ハルシオン・レンドルミン等、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は服用して問題ありません。

三環系抗うつ薬

トフラニールなど、精神疾患の治療薬である「三環系抗うつ薬」は、ピルによって効果が強まってしまうため、併用に注意が必要です。
現在ではジェイゾロフト等の「SSRI」、トレドミン等の「SNRI」、リフレックスなどの「NaSSA」など、三環系以外のお薬がありますので、ピルの服用を医師に伝えて、適切な処方を受けましょう。

参照:トリキュラー錠21/28添付文書2020年 6月改訂(第1版)

ピルとサプリメント・食べ物

セントジョーンズワート

精神安定の効果のある「セントジョーンズワート」は西洋オトギリソウと呼ばれ、ドラッグストアなどで広く販売されており、ハーブティーに含まれていることもあります。
このセントジョーンズワートにはピルの効果(避妊効果)を下げますので併用に注意が必要です。避妊効果だけでなく、子宮内膜症などの予防・治療のために服用していても、その効果が低減してしまいます。
ちなみに、ピルにかぎらずセントジョーンズワートは併用禁忌の薬が多くありますので普段から薬を服用している方は気をつけましょう。

参照:トリキュラー錠21/28添付文書2020年 6月改訂(第1版)

バストアップサプリ

バストアップサプリは女性ホルモンを高める薬が多いため、ピルと作用が重なってしまいます。
バストアップサプリの一つである「プエラリア」の主成分は女性ホルモンであるエストロゲンに似ているので注意が必要です。
同じくバストアップサプリの「ピンキープラス」にはイソフラボンが含まれています。
このイソフラボンもエストロゲンに似た作用を持つので、ピル服用者に影響を及ぼします。

参照:独立行政法人国民生活センター 報道発表資料

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンのサプリメントは、その構造が女性ホルモンに近く、ピルに影響を及ぼす恐れがあります。
併用する前には一度医師もしくは薬剤師に相談をするようにしましょう。

まとめ

今回はピルの飲み合わせに注意すべきものの中から特に身近なものをピックアップしましたが、他にも注意すべき薬やサプリメントがありますので、服用の際は気をつけましょう。
併用について不安なことがあればスマルナ相談窓口でもご相談いただけますのでぜひ活用してみてくださいね。

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医師監修:西條良香先生

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