ピルを飲むなら気をつけたい!お酒とタバコの生活習慣

低用量ピルや超低用量ピルを飲むときに、気をつけておきたいことを知っていますか?
ピルはとても安全なお薬ですが、一歩間違えると効果が弱まってしまったり、命にかかわる病気を引き起こしてしまう可能性もあります。

今回は、そんなピル服用中に注意すべき生活習慣である、飲酒と喫煙についてお話しします。

お酒は飲んでいい?

ピル服用中の飲酒は特に問題はありません。ただし、お酒を飲みすぎてお薬を飲み忘れたりしないよう注意が必要です
また、飲みすぎて吐いてしまうと低用量ピルの成分がきちんと吸収できず、十分な避妊効果を得られなくなる場合があります。
飲みすぎには十分注意をしましょう。

タバコを吸っているとピルは飲めない?

低用量ピルはとても安全性の高いお薬ですが、ごくまれに副作用として血栓症を引き起こすことがあります。
血栓症とは、血管の中に血の塊ができてしまい、命にかかわる危険性もある病気です。

タバコを吸っている人がピルを服用すると、この血栓症が起こるリスクが高まります。基本的には禁煙をお勧めします。

なお、普段からタバコを吸っている人がピルを飲めるかどうかは年齢によって異なります。
35歳以上の人だと、1日に15本以上たばこを吸う人はピルを飲むことはできません。
35歳未満で毎日15本以上たばこを吸う人は、本数を減らすか禁煙をするよう医師から勧められることもあります。

タバコと妊娠の関係

タバコは妊娠にも密接な関係があります。
卵子や卵巣に悪い影響を与えることで、不妊症のリスクが高まってしまいます。
妊娠できたとしても、子宮外妊娠や、早産・流産といったトラブルが起きやすかったり、お腹の中の赤ちゃんも十分に成長できなかったりなど、さまざまなリスクがあるのです。

まとめ

低用量ピル・超低用量ピルは正しく服用すればとても安全でメリットが多く、嬉しい効果のあるお薬です。
お酒やタバコを日々のリフレッシュとして取り入れている人も多いと思いますが、ピルの服用中はその効果を十分に得るためにも、生活習慣を見直してみてくださいね。

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